おしりの黒ずみはトレチノインで消える!見逃せない注意点も解説
2019.06.19
シミに効果があるトレチノイン。おしりの黒ずみも治せるのでは?と、考えてしまいますよね。
トレチノインは、強力な漂白作用のあるハイドロキノンと美白作用があると言われている吸収型ビタミンCローションが配合されているので、シワやシミ、ニキビなどの表面的な治療に適しているだけでなく、根付いたおしりの黒ずみを解消させる効果もあります。
しかし、見逃してはいけない注意点があります。
深堀して詳しく見てみましょう。
トレチノインとは
トレチノイン(レチノイン酸)は、レチノール(ビタミンA)の誘導体のことです。
通常のビタミンAの約100倍の生理活用を有しているため、しわ・シミ、ニキビの治療医薬品として用いられています。
また、米国ではFDAに認可されているため、皮膚の若返り薬としても多くの患者に使用されています。
トレチノインの成分と効果
トレチノインの有効成分は、レチノール(ビタミンA)の誘導体です。
これにトレチノイン水性ゲルとヒドロキノン(ハイドロキノン)が配合されているため漂白作用と保湿効果を得ることができます。
トレチノインには、非常に強い漂白作用があるので、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出す働きがあります。
トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるため、使い続けて4週間ほどでメラニン色素を外に出す特徴があります。
トレチノインの主な効果は以下のとおり。
- 角質を剥がす効果がある
- 皮膚の再生を促す(ターンオーバーの活性化)
- メラニン色素を外へ押し出す
- 皮脂の分泌を制御する
- コラーゲンの分泌が高まるのでシワを改善させる
- 皮膚への保湿効果

愛先生
トレチノインは、表皮の細胞を活発に増殖させる作用があるため、表皮の細胞がどんどん皮膚表面へと押し上げます。そのときに皮膚に根付いてしまっていたメラニン色素を一緒に排出してくれるのです。
トレチノインを使用する上での注意点
トレチノインは、しわ・シミ、ニキビだけでなく、保湿効果や黒ずみを解消する効果が期待できるのですが、とても強い薬なので黒ずみを治す目的で使用するような場合は注意が必要です。
漂白作用が高すぎるので、扱い方を間違えてしまうとその部分だけ白くなってしまい逆に目立つようになってしまいます。
また、肌が弱いような方が使用することで、かぶれなどのアレルギー反応だけでなく、痛みを伴うことや血がにじんでくるようなこともあります。
さらに、ビタミンA誘導体は胎児への奇形のリスクを高める可能性があるので妊娠中の方や妊娠予定の方は使用することができません。
そのため、おしりを健康的に保湿したいということであれば「おしりの保湿・黒ずみ予防|効果のある塗り薬シリーズ10選」こちらの記事でその他製品をまとめているので確認してみて下さい。
また、副作用がなく安心しておしりの黒ずみを解消したいという方は、「おしりの黒ずみの3つの原因と誰でも治せる4つの治し方」こちらの記事がおすすめです。

愛先生
トレチノインは、ターンオーバーを促すので、肌再生効果を得ることができる製品ですが、強力な漂白作用があるため、おしりの黒ずみ解消に使用するのはおすすめできません。
まとめ:おしりの黒ずみにトレチノイン
トレチノインは、化粧品ではなく医薬品です。
しかも非常に強い作用のある薬なので正しい使い方と厳密なアフターケアを行わないと美肌どころか逆に皮膚がひどい状態になってしまいます。
大切な自分のおしりをキレイな状態に戻したいのなら、おしりの黒ずみ対策や保湿クリームなど専用のモノを使うようにして下さい。
愛先生
トレチノインは、強力な漂白作用のある薬剤です。使用することで反応性の皮膚炎が起こることがあるので注意が必要です。